今回は、招待人となる韓国人配偶者側が用意する書類について書いていきます。
個人の状況や時期によって必要な書類が異なる場合がありますので必ず申請に行かれる領事館に確認をしましょう★
申請人となる日本人の側の必要書類や記入例も確認したい!という方はこちらの記事も併せてどうぞ^^
はじめに
今回私たち夫婦は入籍後、日本で1年以上同居をした上で同時に韓国に移住をするというパターンになります。
夫は韓国での収入がないため、所得や不動産関係で提出しなければならない書類は夫の両親のものを準備する必要がありました。
少しイレギュラーな状況だと思うので参考になるかは分かりませんが、記録として残しておきたいと思います!
書類は全て韓国語で作成しました。
必要書類~招待人(韓国人配偶者)が用意するもの
見ての通り、かなりのボリュームです・・
書類集めは韓国人配偶者側に任せていいと思います。(私は全て夫にお願いしましたw)
ちなみに
・健康診断書
・犯罪経歴証明書
この2点については婚姻当事者双方が準備しなければならない書類で、前回も記載しましたが一定の条件を満たすことで免除となる場合があります。
私たちは今回免除の条件にあてはまったため準備はしませんでした。
これについては、福岡領事館のホームページでは詳しい記載を見つけることが出来なかったのですが、大阪領事館のホームページには、免除となる条件の記載が詳しく記載されていたので、こちらからチェックしてみてください。
外国人配偶者招待状(외국인 배우자 초청장)
主に、日本人配偶者と出会った経緯や所得などの詳細についてを記入する書類です。
この書類だけで9ページあるため、別紙で作成した項目のみ紹介します。
■項目2.4 처음 만나게 된 경위를 자세히 작성하시오.(初めて会うことになった経緯を詳しく作成してください)
■項目2.5 첫 만남 이후 어떻게 관계를 발전시켜 혼인하게 되었는지 설명하고, 교제사실을 입증할 수 있는 자료(예시: 동화내역, 사진 등)가 있다면 제출하시오.(初めて会ってからどのように関係を発展させ婚姻に至ったのか説明して交際事実を立証できる材料があるなら提出してください。)
この項目については、別紙で作成し提出しました。
具体的にどのように作成したか書いていきます。
項目2.4 初めて会うことになった経緯について
韓国語で作成しました。
夫の日本での配偶者ビザを取得した際にも同じような書類を準備する必要があり、その時に私が作成したものを土台に文章を夫目線に変えたり、追記したりしました。
文章構成としては、
- 初めて会うことになった経緯
- 初めて会ってから関係を発展させ、交際に至った過程
- 結婚をするまで
この3つのタイトルに分け、文章を作りました。
どのぐらいの文字数か、イメージとしてはこんな感じです。
かなり分かりづらいですね、、笑
大体1つのタイトルにつきA4用紙でこのくらいの文字数で作成しました。(恐らく900文字前後)
そして、これにプラスで写真を何枚か提出しました。
写真はこんな感じで1枚の紙にまとめて、その写真を撮った日付や場所なども記載しました。
デートや旅行、婚姻届を提出した日に2人で撮った写真とお互いの両親と撮った写真なども入れて提出しました。
両親と撮った写真があるというのは結構重要なので、一緒に撮った写真がある方は提出したほうがいいです。
もし、文章を作成したページに余白がある場合は、タイトルに合う写真をそこに組み込むのもいいと思います!
項目2.5 婚姻に至るまでの説明と交際事実を立証できる材料の提出
•項目2.4で提出した写真とは別の写真
写真10枚くらいを2~3ページに分けてまとめました。
1つ1つの写真に日付や場所、その時の状況などを簡単に記載しました。
•カカオのトーク履歴、通話履歴
トーク履歴と通話履歴で各1ページずつ提出しました。
トーク履歴は膨大且つ、大半がくだらない内容がゆえにどの部分を提出するか悩みましたが、悩みすぎて面倒になり最終的に人に見られても差し支えないトークを適当に抜粋して提出しました。笑
身元保証書(신원보증서)
その名の通り、韓国人が日本人配偶者の身元を保証することを約束する書類です。
韓国人配偶者、日本人配偶者の情報をそれぞれ記入するだけでOKです。
家族関係証明書:詳細(가족관계증명서 상세)
本人を基準とし父母、配偶者、子供(實子、養子)等を現わす証明書
韓国の住民センター、もしくは政府24のサイトにて発行が可能です。
基本証明書:詳細(기본증명서 상세)
個人の出生と死亡などに関する基本的な事実を証明する書類
韓国の住民センター、もしくは政府24のサイトにて発行が可能です。
婚姻関係証明書(혼인관계증명서)
婚姻に関する身分変動事項を証明する書類
韓国の住民センター、もしくは政府24のサイトにて発行が可能です。
住民登録謄本(주민등록등본)
韓国の住民センター、もしくは政府24のサイトにて発行が可能です。
この書類で所得金額要件の世帯員数の判断がされます。
所得要件金額というのが、簡単にいうと
1つの家に住む人数によって、1年間の所得がこれぐらいないといけないですよ~
という基準のようなものです。
私の場合は、入国後しばらくは夫の実家に滞在させてもらう予定です。
夫の実家では現在、両親+兄1人の計3人が暮らしており、そこに夫と私が入るので5人世帯ということになります。
その場合の所得金額要件は、4000万ウォンを少し超えるくらいの金額でした。
世帯員数別の所得要件金額については福岡領事館の場合、こちらのリンク内下部のほうで表で確認可能です。
住居要件関連書類(주택 요건 관련)
▪︎不動産登記簿謄本の原本及び賃貸借契約書の写し
夫の家族に準備してもらいEMSで送ってもらいました。
所得要件関連書類(소득 요건 관련 )
•信用情報照会書(発行から1カ月以内)
※credit4uにて照会可能
•所得金額証明書(直近2年分の所得金額証明書)
※政府24で照会可能
本来はどちらも韓国人配偶者の名義のものを提出しますが、夫の場合は今現在韓国での収入がないため、今回はお義母さんの名義分を発行しEMSで送ってもらいました。
ただ実際ビザを申請しに行った際に、夫名義の書類も一緒に提出が必要と言われ、事情を説明すると収入がなければ収入がないということが分かる画面をスクショして提出するようにと言われました。
韓国人配偶者が韓国で仕事をしている場合、勤労所得なのか事業者所得なのか等により、提出必要な書類が異なってきますので要注意です。
パスポートコピー(여권 사본)
韓国人配偶者側は原本は必要ないため、コピーのみ用意し、提出しました。
外国人配偶者招待人の家族所得現況陳述書(외국인배우자 초정인의 가족소득현황 진술서)
この書類は韓国人配偶者の所得で所得要件を満たすことが出来ない場合に、提出が必要になる書類です。
韓国人配偶者の代わりに、直系家族(両親)の所得や財産、不動産情報を提示することでビザを申請することが出来ます。
この書類は全部で4ページあり義両親に記入してもらい、こちらもEMSで一緒に送ってもらいました!
また、こちらの書類と併せて”当該家族の所得要件に関する立証書類”の提出が必要になります。
これは、先ほど所得要件関連書類の項目で準備したお義母さん名義の書類にあたります。
ビザの申請を終えて思ったこと
今回私たち夫婦が、F6ビザを申請するにあたり用意した書類は以上です。
今まで実際にD4ビザや観光ビザの申請をしたり、X等でビザ申請をした方々の投稿などを見たりで思ったことは、
領事館、もっといえば担当者によってビザ自体の受付基準が変わったり、必要書類が異なったりする場合が度々あるということです‥
申請する側からすると、かなり困る話ですよね( ;∀;)
かといって領事館に電話しても塩対応されそうだったので、Xやブログで過去にビザを申請した方の投稿を念入りに調べて、どうしても分からないことがあった場合に電話をしました。
私は申請からちょうど2週間後にビザを受けとることが出来ましたが、審査にかかる時間は個人の状況や、どこの領事館で申請したかによっても変わってきます。
ただでさえ聞きなれない言葉や書類が多く、大変だと思いますが無事申請・受け取りが出来ると達成感を味わえると思います(^^)/
これからビザを申請される方は頑張ってください★
ここまで読んでくださり、ありがとうございました:)